税理士マイクロ法人顧問料相場2026|私が3社見積もり比較した実額

マイクロ法人の税理士顧問料、実際いくら払えばいいのか分からなくて困っていませんか?私が株式会社を設立した際、複数の税理士事務所に見積もりを依頼したところ、提示された金額に3倍以上の開きがありました。この記事では、AFP・宅地建物取引士の資格を持つ私Christopherが、実際に取得した見積もりの実額とともに、マイクロ法人の税理士顧問料の相場と選び方を具体的に解説します。

【結論】マイクロ法人の税理士顧問料相場は月額1万5,000円〜3万円が現実的な水準

一言で言うと「安すぎず高すぎず、月2万円前後が費用対効果の高い着地点」

マイクロ法人(実質1人〜2人で運営する小規模法人)の場合、税理士への月額顧問料の相場は月1万5,000円〜3万円程度です。これに決算申告料(年1回)が加わり、年間トータルでは25万円〜45万円前後になるケースが多いです。

ただし、売上規模・業種・記帳代行の有無・面談頻度によって金額は大きく変わります。「顧問料が安い=良い」ではなく、自分のビジネスに必要なサービスと費用のバランスで判断することが重要です。

なぜその結論になるのか(根拠3つ)

  • マイクロ法人は取引量が少なく、税理士の工数が小さい:個人事業主と法人の中間的なポジションであるマイクロ法人は、月次の仕訳数が数十件程度に収まるケースが多く、大企業向けの顧問料体系(月5万〜10万円台)は不要です。
  • クラウド会計の普及で記帳代行コストが下がっている:freee・MFクラウドなどを活用することで、記帳作業の大半をオーナー側で完結できるようになりました。その結果、税理士への依頼範囲が「チェック+申告」に絞れるため、顧問料が圧縮されています。
  • オンライン特化型税理士の増加で競争が進んだ:2020年以降、オンライン完結型の税理士事務所が増え、地方在住でも都市圏水準のサービスを低コストで受けられるようになりました。これが相場全体を下押ししています。

私が実際に3社へ見積もりを取った時の話

法人設立直後に感じた「相見積もりの衝撃」

私がChristopherという名前で株式会社を設立したのは数年前のことです。フィリピン(マニラ・セブ)とハワイに実物件を持ち、浅草で民泊も運営していた関係で、海外送金・外貨建て取引・宿泊業の会計処理が絡む複雑な法人でした。

設立当初、知人の紹介で相談した都内の老舗税理士事務所からの見積もりは月額4万8,000円(記帳代行込み)+決算料18万円という内容でした。年間換算で約75万円。正直、設立初年度から売上が安定していない段階でこの金額は重荷でした。

「これが相場なのか?」と思いながらも、AFPとして財務感覚は持っていた私は、「念のため複数社に聞こう」と動きました。結果的にこの判断が、年間30万円以上のコスト削減につながりました。

2社目はクラウド会計特化型のオンライン税理士事務所。見積もりは月額1万8,000円(記帳代行なし)+決算料9万8,000円、年換算で約31万6,000円でした。3社目は地元の中規模事務所で月額2万5,000円(記帳代行込み)+決算料12万円、年換算42万円

3社の年間コストを並べると、75万円・31.6万円・42万円という結果。同じ業務範囲で約2.4倍の開きがあったのです。

そこから学んだこと(数字で語る)

最終的に私が選んだのは2社目のオンライン事務所です。記帳はfreeeを使って自分で入力し、月次チェックと決算申告だけを依頼するスタイルにしました。初年度の年間コストは31万6,000円で収まり、1社目との差額は43万4,000円。法人の経費として落とせるとはいえ、これは無視できない数字です。

ただし、「安さだけで選んで失敗した」という経験もあります。海外送金(フィリピン物件の家賃収入の本邦送金)の会計処理を担当税理士が得意としておらず、2期目に修正申告が必要になる場面がありました。追加報酬として3万5,000円が別途発生しています。「専門性の確認」を怠ったツケでした。

この経験から導いた結論は、「顧問料の安さ×自分の業務特性への対応力」の掛け算で選ぶべき、ということです。単純な価格比較ではなく、自分のビジネスの複雑さに対応できる税理士かどうかを最初に確認すること。それが遠回りに見えて、結果的には費用対効果を最大化します。

マイクロ法人の税理士顧問料を比較する手順と料金表

3つのタイプ別・顧問料目安比較表

マイクロ法人向けの税理士サービスは、大きく3タイプに分類できます。下記の表を参考に、自分のニーズに合うタイプを絞り込んでください。

タイプ 月額顧問料 決算申告料 年間目安 向いている人
オンライン特化型 1万〜2万円 8万〜12万円 20万〜36万円 自分で記帳できる/シンプルな業種
中小事務所(記帳代行込み) 2万〜3万5,000円 10万〜15万円 34万〜57万円 記帳を任せたい/対面相談を重視
大手・老舗事務所 3万5,000円〜 15万〜25万円 57万円〜 業務が複雑/資金調達・IPO視野

マイクロ法人の大半は「オンライン特化型」か「中小事務所(記帳代行込み)」のどちらかで十分です。自分で記帳できるかどうかが、コストを左右する最大の分岐点になります。

また、決算申告料は「顧問料の3〜6ヶ月分」が目安とされています。月額顧問料が安すぎる場合、決算料で調整される構造になっていることも多いため、必ず年間トータルで比較してください。

初心者が最初にやるべきこと

税理士選びで迷う人の多くは「何をどう比較すればいいか分からない」状態でスタートしています。私が実際に行った手順をそのまま共有します。

ステップ1:自分の業務の「複雑さ」を整理する。海外取引・不動産・複数事業など、特殊な処理が必要かどうかをリストアップしてください。特殊な処理がある場合は、その分野の実績を持つ税理士が必須です。

ステップ2:記帳を自分でやるかどうかを決める。freee・MFクラウドを使えば記帳は自分で完結できます。月1〜2時間の作業です。これが可能ならオンライン特化型で年間コストを大幅に抑えられます。

ステップ3:必ず3社以上から見積もりを取る。私が身をもって証明したように、同じ業務範囲でも金額は2〜3倍変わります。紹介エージェントを使えば、一括で複数社への問い合わせが可能です。[INTERNAL_LINK_1]

ステップ4:初回相談(無料)で担当者との相性を確認する。税理士は最低でも1年以上付き合うパートナーです。メールのレスポンス速度・説明のわかりやすさ・こちらの質問への向き合い方を必ずチェックしてください。

税理士選びで陥りやすい失敗と注意点

よくある失敗4つ

  1. 顧問料だけを比較して決算料を見落とす:月額顧問料が1万円でも、決算料が25万円という設定では年間コストが高くなります。必ず年間トータルの見積もりを提示してもらってください。
  2. 自分の業種・取引形態を最初に伝えない:「一般的なマイクロ法人」として見積もりを取ると、後から「この業務は別料金です」と言われるケースがあります。海外取引・不動産・暗号資産などがある場合は必ず最初に申告してください。
  3. 担当者の変更リスクを確認しない:大手事務所でよくあるのが、初回相談は代表税理士が対応し、実際の担当は経験の浅いスタッフというパターンです。「誰が担当するか」を必ず確認してください。
  4. 解約条件を確認せずに契約する:一部の事務所では「3ヶ月前解約通知」「解約時の引継ぎ料」が設定されています。契約前に解約条件を必ず書面で確認することが必要です。

私や周囲で起きた実例

前述の通り、私自身は海外送金の処理を得意としない税理士を選んだことで修正申告が発生しました。これは「専門外の業務を引き受けてしまった税理士」と「自分のビジネスの複雑さを正確に伝えなかった自分」の両方に原因があります。

また、浅草で民泊を運営する知人は、別の失敗を経験しています。顧問税理士に「旅館業法の届出に関連した経費処理」を相談したところ、「それは行政書士の業務です」と断られ、税務と行政手続きをつなぐコーディネートができる税理士が必要だと後から気づいたそうです。民泊・不動産・副業などを複数持つ人は、対応業務の幅が広い事務所を選ぶことを強くすすめます。[INTERNAL_LINK_2]

AFPとして断言しますが、税理士選びの失敗コストは「顧問料の差額」よりも「修正申告・追徴課税・機会損失」の方がはるかに大きくなります。最初の選定に時間をかけることが、結果的に費用を下げる近道です。

まとめ:マイクロ法人の税理士顧問料で後悔しないために

この記事の要点3行

  • マイクロ法人の税理士顧問料の相場は月1万5,000円〜3万円、年間25万〜45万円前後が現実的な水準。ただし業種・記帳有無・取引の複雑さで変動する。
  • 私が実際に3社見積もりを取ったところ、年間コストに43万円以上の差が出た。相見積もりは必須であり、金額は「年間トータル」で比較すること。
  • 安さだけで選ぶと修正申告・追加費用が発生するリスクがある。自分のビジネスの複雑さ(海外取引・不動産・民泊など)を最初に開示し、対応実績を確認した上で契約することが重要。

次に取るべきアクション

まず、税理士紹介エージェントを使って複数社に一括で見積もりを依頼してください。自分で1社ずつ探してアポを取るよりも、時間効率が大幅に上がります。私が経験したように、比較することで初めて「適正価格」が見えてきます。

初回相談は無料の事務所がほとんどです。「相談するだけ」のつもりで気軽に動いてみてください。相見積もりに抵抗を感じる必要はまったくありません。それが普通のビジネス判断です。

税理士選びに迷ったら、まず下記から相談してみてください。条件に合った税理士を紹介してもらえます。

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筆者:Christopher/AFP・宅地建物取引士/株式会社代表。フィリピン・ハワイ不動産保有、浅草で民泊運営、海外金融営業経験あり。法人設立・運営の実務経験をもとに、税務・不動産・資産運用の情報を発信しています。

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